今さら聞けない!冠婚葬祭のマナー|数字にまつわる慶弔のいわれ

結婚祝いや葬儀でお金を包む際、この金額で良いものか悩んだ時
数字にまつわる慶弔のいわれを心得ておくと、その土地や時代に合わやすいものです。

まず慶事に、あるいは弔事においても、お金を包む際に基本となるのは奇数です。
年中行事のなかで五節供をみてみましょう。

一月七日(人日の節供)

三月三日(上巳の節供)

五月五日(端午の節供)

七月七日(七夕)

九月九日(重陽の節供)

奇数月になっていますね。

なぜ奇数月なのか?

なぜ数字の奇数が縁起が良いといわれるには根拠があります。
陰陽道という言葉をご存知ですか?

 

陰陽道とは  「参考:ウィキペディア」

陰陽道(おんみょうどう)は、陰陽寮で教えられていた天文道暦道といったものの一つ。これらの呼称は大学寮における儒学を教える明経道律令を教える明法道等と同じで国家機関の各部署での技術一般を指す用語であり、思想ないし宗教体系を指す用語ではない。「おんようどう」「いんようどう」とも。古代中国で生まれた自然哲学思想陰陽五行説を起源として日本で独自の発展を遂げた呪術占術の技術体系である。

                                   

数を陰と陽に分けると、奇数が「陽」偶数が「陰」になります。
この陰陽道から、お金を包む際には「奇数」が基本となってくるのです。
結婚祝いなどに奇数が使われる所以ですね。

数字にまつわる慶弔のいわれをご紹介します。

一と三  

お茶菓子や羊羹などを切り分ける時一は「人を切る」三は「身を切る」と言われ好まれません。

「一膳飯」一回きりで後がないとされます。

 

・二

割れる」という考え方がありますが、最近では結婚祝いなどに二万円という金額も用いられます。

お菓子も鶴亀や紅白のものなどのように、二個一対とする場合もあり吉事には問題ない。凶事には不向き。

 

四と九

四は「」九は「」を連想することから、お祝いやお見舞いには向きません

 

お菓子や果物を贈る場合に多く使われる数字

 

昔からお稽古事は六歳の六月六日に始めるのが良いとされていました。
指を折って数を数える時、親指から一つ二つと数えていきますね。
そうすると六で小指を立てます。ここで「子が立つ」と縁起をかついで、ゾロ目の六歳六月六日になったようです。

 

七を「幸運の数字・ラッキーセブン」と言われ縁起が良い数字とされています。

 

八の字が末の方に広がり栄えていくので末広がり祝い事に大変めでたい数字です。

 

数字にまつわる慶弔のいわれを心得て
贈答品やお祝いなどを差し上げる際は、細やかな心遣いも忘れないようにしたいですね。

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