シナモンの副作用の症状や摂取量は?アレルギーや下痢の症状も?
古くから香辛料として料理や菓子などに使われているシナモン。別名はスパイスの王様と呼ばれるほど豊富な栄養成分を含んでいます。
最近では、アンチエイジング効果や血糖値を下げる効果があることから、サプリメントなどで利用する人が増えてきています。
しかし、ここで注意したいのがシナモンの副作用です。
シナモンの効果効能を賢く摂り入れるためにも、まずは副作用の症状や摂取量を知っておくことが大切です。
今回は、シナモンの副作用の症状や摂取量についてお伝えしていきます。是非参考にしてくださいね。
シナモンの副作用の症状や摂取量は?
まずお伝えしておきたいのが、シナモンは適量を守って摂取するのであれば副作用はありません。
このことは長年シナモンを摂り続けていますので、自信を持ってお伝えできます。
ここで「適量を守って」と言ったとおり、シナモンの副作用の一番の原因は「過剰摂取」によるものだからです。
小さじ1杯(3g)を目安に。
1日に10g以上を長期に渡って摂取しない!
シナモンのスパイシーな香りの、香り成分であるクマリンを過剰摂取することで、肝機能に影響を与える可能性があります。
では、クマリンのメリット・デメリットについて触れておきましょう。
クマリンとは、ファイトケミカルの一種「ポリフェノール」に分類される香り成分。
- 抗菌作用
- 血液をサラサラにする作用
- 記憶力・集中力アップ
- 更年期障害の改善
肝毒性を持っています。
摂り過ぎには注意が必要!
他にも、シナモンの香気成分の一つ「桂皮アルデヒド(シンナムアルデヒド)」が胎児に悪影響を及ぼすので、妊婦さんは、シナモンのサプリメントの摂取は控えたほうが良いようです。
だからと言って、シナモンはすべてダメということではありませんよ。
シナモンの香りでリラックスする…ということもありますので、料理やお菓子など風味付けで少量いただく分には大丈夫です。
※気になる場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
シナモンの副作用でアレルギー症状も起こる?
シナモンの副作用でアレルギー症状が起こるのは人により異なります。
疲れている、寝不足、ストレスがたまっているなどで、免疫が低下していると症状が出る場合もあります。
そして、アレルギー症状が出るのはシナモンに含まれる仮性アレルゲンのサリチル酸によるものと言われています。
仮性アレルゲンとは、食物中に自然に含まれている化学物質、あるいは保存されている間に産
生される化学物質のなかで、アレルギー類似症状を起こす物質をいう。引用元:東京都福祉保健局
シナモンに含まれる仮性アレルゲンのサリチル酸が、組織に直接作用することでアレルギーが発症したような症状を引き起こします。
ただ、仮性アレルゲンが強い反応を起こすことは稀なので、除去食とする必要はありません。
ではここで、サリチル酸を多く含む食品を紹介しておきますね。
◆サリチル酸を含む食品
- シナモン
- オレンジ
- ぶどう
- 蜂蜜
- ミント
- アーモンド
サリチル酸は、食品中に広く含まれているもので特に、ほとんどの果物や野菜類に含まれています。
ですので、神経質になる必要はないのですが過剰に反応した場合は、摂取を控えたほうがいいでしょう。
シナモンの副作用で起こるアレルギーの症状は?
シナモンの副作用で起こるアレルギーの主な症状は
- 粘膜系
- 消化器系
の場合があります。
◆アレルギーの主な症状:粘膜系の場合
- じんましん
- 皮膚の赤み
- 発疹
- かぶれ
- 口内のかゆみ・痛み
- くしゃみ
- 鼻水
- 目の充血
◆アレルギーの主な症状:消化器系の場合
- 腹痛
- 胃痛
- 下痢
まさか、シナモンで下痢するなんて…と思われたかもしれませんが、これもアレルギー症状の一つになります。
アレルギー体質の方やシナモンに敏感な方は、シナモンを少しでも食べると体が拒絶反応を起こし、下痢や嘔吐などの症状が現れます。
もし下痢や嘔吐などの症状が出てシナモンが原因と思われる場合、自己判断で薬を飲むのではなく病院に行くことをおすすめします。
まとめ
今回は、シナモンの副作用で起こる症状や摂取量についてお伝えしてきました。
シナモンは上手に摂取すれば、健康やアンチエイジング効果があります。
そのためにも、副作用を知ることは大切ですね。
もちろん薬ではありませんので即効性はないものの、続けることで体に良い変化をもたらしてくれるのは確かです。
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