妊活とは?基礎体温ガタガタでも妊娠した人はいる?妊娠したいと思ったら始めること!
親がしていたことを自分がしようとしたとき、困難を感じることはありませんか?
結婚して、一年が経つ。
妊娠を希望し始めて一年が経過すると、「不妊」という言葉がよぎり焦る気持ち。
そういったことで悩まれているあなたに、伝えたいことがあります。
当時29歳、基礎体温がガタガタで冷え性だった私も、実際に毎日基礎体温をつけて婦人科に受診し、一人目の子どもを授かることができました。今、傍で子どもが元気に走り回っているのを見ると、あの頃の自分を昇華できる気がします。
毎朝、オムロンの体温計を口に入れて測る日々。あなたのその苦しい気持ちが報われる日が来てほしい。
妊活でどのような対策をしてきたのか、しっかり解説していきます!
目次
結婚してから耳にする妊活とは?
妊活とは、医療的な明確な定義はありませんが、一般的に子どもを欲するカップルが妊娠をするために行う活動のことを指すことが多いようです。
製薬会社が毎年行っている妊活に関するアンケートをまとめた妊活白書2019を参考に妊活についてデータで見ていくと、
- 妊娠を希望するカップルの約3人に1人の割合で妊活を行っている
- 妊活の開始時期は年々早期化されている傾向にあり、2019年の調査の結果では3人に1人の割合が20代後半から妊活を開始
- 妊活を始める平均年齢は32.1才で年々早期化の傾向
妊活の認識が広まるとともに、不妊治療支援事業の支給(下図、厚生労働省HPより)も年々増加しており、それだけ悩んでいる方が多いということでもあるのです。
もし、まだ婦人科は未受診で、ネットにあることを試しているのにどうにもならず妊活が苦しくて辛い、という方はこの記事は読まず、厚生労働省が発行しているこちらを先にご覧ください。
不妊専門相談センターはご存知ですか?相談センターの存在は、私は妊活中には知らず、最初に知っておきたかったことです。
一般的な情報が不足しているために、恐怖感から検査や治療をためらう方が少なくない状況になることもあり、不妊専門相談センターを通じた正確な情報の取得が重要です。
妊活は、認知されてきているとはいえ、まだまだ誤解もある世界で、心身を疲弊させます。
まだ未受診の方は、一人で悩まず、パートナーと一緒に早めに不妊専門の婦人科に相談してみてください。
妊活時、妊娠可能性があるときにまず行うこと
妊活というと、妊娠を希望している女性だけが取り組むものだと思われがちですが、今は妊娠を希望していないけれど将来的にしたい女性や、パートナーの男性も対象に含みます。
妊活は男女一緒に取り組むことが重要ですが、今回は女性の妊活について詳しくみていきましょう。
毎朝、基礎体温をつける
何よりも最初に始めることはこれです。これをせずに他のことから手をつけてもあまり意味はありません。
基礎体温は、計って記録し続けることで、自分の身体がどのような状態なのかを教えてくれます。
妊娠を希望しない場合も管理しておくと危険日を避けることができますし、婦人科を受診した最初の段階で1か月分~の基礎体温表をつけてからの話になるので、妊娠を検討する前からつけておくことが望ましいです。
起きた瞬間に、基礎体温を測ってください。
通常の良く使用するタイプの体温計ではなく、こちらのタイプの基礎体温を測れるものにしてくださいね。
私が使っていた基礎体温計はこちらです。
オムロン製では、アプリと連動させてスマホで管理でき、とても楽でした。
これをベッドや布団の傍におき、朝の起床タイミングで寝たまま口内の舌下で基礎体温を測ります。起き上がらず、口は閉じてください。
些細なことで基礎体温は変化してしまうので、起床時間に大幅なズレがあるとき、風邪をひいているなどの時には測定しないこと、そして測定結果が気になるからと何度も測り直しをしないことが大切です。
基礎体温の測り方、見方について詳しい説明はこちら
基礎体温ガタガタだったら、どうすれば?
基礎体温がガタガタだった人。生理は順調に来ていますか?おそらく、生理不順の方もいらっしゃいますよね。
生理不順や基礎体温がガタガタな場合、いつ排卵が起きているのか個人での予測がかなり難しく、妊娠するためのタイミングをとることが困難なため、すぐに婦人科を受診しましょう。
私は基礎体温がガタガタなのに、ネットで調べた自己流で大丈夫だろうと受診を8か月ほど渋り、受診をして2か月で子どもを授かりました。
医師と現代の医療の凄さですね。
妊娠希望してから8か月、そこからさらに2か月で出産まで10か月。希望してから1年半越えでようやく赤ちゃんに出会うことができました。とはいえ、長い道のりなので、受診は早ければ早いほど道が見つかりやすくなります。
ここまで基礎体温と婦人科受診をオススメするのには理由がある
不妊治療の流れは以下のようになります。(厚生労働省HPより)
ご覧のとおり、過程がものすごく多いのです。
そして、費用もですが一つ一つの時間も掛かるので、焦っている人ほど受診してのガッカリ感が凄いです。
受診すれば方法をすぐに提示してもらえると思いきや、その前に夫婦で検査の嵐。
そして、基礎体温を計っていなければ、早くても来月以降にまた来てください、になってしまうのです。
※計ってきても専用用紙への記入を求める婦人科もあります。
結婚した途端、先輩ママに「基礎体温つけて、表の形が少しでもおかしいなと思ったら、早く婦人科受診したほうが楽だよ」と言われたその意味がやっとその時に分かりました。
不安がある方は、基礎体温だけでも早めにつけておくと、自分の身体のことが分かって対応しやすくなりますよ。
妊活時、気がけておくこと7選
上記を意識したうえで、ご夫婦で気がけておくことがあります。
当たり前ですが、これを行っておくと、妊娠が判明した後の後悔は少ないです。
妊娠した後に「あれをしていなかったから、あれをしてしまったから、お腹の赤ちゃんに影響があるのでは」と不安になる人は少なくないので、目を通しておくと安心できます。
妊娠が判明した方は不安を与えたくないので、これ以上は読まないでください。
妊娠が判明したら読む記事はこちらへ。
- お酒を飲まない
- タバコを吸わない
- 歯医者に行っておく
- 風疹の抗体検査をする
- 病院の受診時は、妊娠希望であることを伝えて、薬の影響を配慮してもらう
- 身体を温める
- 葉酸を摂る
お酒、たばこは胎児に悪影響があるので、妊娠前に中断してください。
私の場合ですが、それまでなかった虫歯が、妊娠中は2本できました。妊娠中はいつもと生活スタイルや身体が変化し、虫歯ができやすくなります。妊娠中はできない歯科治療があるため、妊娠前に定期健診は済ませておいてください。
妊娠初期に風疹に感染すると、胎児が障害を持って生まれてくる可能性があるため、妊娠を希望する前に検査、必要なら予防注射をオススメします。
また、病院の受診時に妊娠希望であると事前に伝えておくと、胎児に影響が出にくい薬に変更してもらうことが可能です。
最後の葉酸、ご存知ですか?
葉酸は妊娠判明後に摂取するように産婦人科から言われます。実は妊娠前~妊娠初期までも摂取しておいたほうが胎児の障害が減少すると言われおり、二分脊椎の発症リスクを低下させる効果があるため、早い段階から摂取する必要があります。
妊娠中の葉酸不足の詳細はこちら
また、妊娠初期と中期~後期にかけては厚生労働省が推奨する量が異なるため、それぞれの時期に合わせて摂取量を変えておいたほうが良いですよ。
妊活中は身体を温め、基礎体温を上げる温活が妊娠の近道ですが、妊娠前~の葉酸摂取と和漢による温活の両方を補うサプリもあります。野菜やレバーによっても摂取できますが、推奨量を摂取するまでの量を毎日こなすのは大変です。
色々なサプリを調べてみましたが、胎児のことを考えると無添加のものが良かったので、値段は高いですが私はこちらに頼っていました。婦人科の受診と併せて飲み始めた影響なのか、寒い時期でしたが妊娠時は冷えもそこまで気にならず、問題なく妊娠できました。
まとめ
妊活によって生活習慣を改善し、生理周期を整えて排卵日をより正確に予想できるようになると、一歩妊娠に近づきます。しかし、女性・男性のどちらか、または両方に不妊につながる病気があるときには、体質の改善だけでは妊娠につなげることは難しいといえます。
なお、毎日基礎体温をつけ、妊娠しやすいタイミングに性交を行っても6か月以上妊娠できないという場合には、早めに二人で婦人科を受診し、医師にご相談ください。
妊娠前~妊娠初期の葉酸不足が気になる方はこちら
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
この記事へのコメントはありません。