お歳暮の上手な断り方4パターン!受取拒否はマナー違反?
毎年贈られてくるお歳暮。お断りしたいなと思いつつ、今後のお付き合いや関係を考えるとすぐには断れない。そんなことありませんか?
出来れば相手に不快感を与えず、今後の関係もスムーズに行くようにお断りしたいですよね。
そこで今回は、お歳暮の上手な断り方4パターンと受取拒否はマナー違反なのか?についてお伝えしていきます。是非参考にしてくださいね。
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目次
お歳暮の上手な断り方4パターン
今回ご紹介する、お歳暮を上手にお断りするための断り方は次の4つになります。
- 礼状での断り方
- 電話での断り方
- 同額以上の品物を贈る断り方
- 包装を重ね返送する断り方
では、それぞれ詳しくみていきましょう!
礼状での断り方
礼状での断り方で、気をつけたいポイントは3つあります。
- 感謝の気持ちを伝える。
- 断る理由を明確にする。
- 角の立たない言葉を選び丁寧に伝える。
・これからは季節のご挨拶のお心づかいなどなさいませぬよう、お願い申し上げます。
今後はお気遣いなさいませぬよう、お願い申し上げます。
お歳暮のお断りを礼状でする場合、いま紹介した3つのことを織り交ぜながら、自分の言葉で丁寧にお伝えしていきましょう。
電話での断り方
電話だけでお断りする…という断り方はベストな方法ではありません。
あなたも、いきなり電話で「お歳暮は結構ですから…」なんて言われたら…「えっ?」と同時に憤慨しますよね。
ですので、この場合はいただいたお歳暮のお礼のときに、「次回からは遠慮する」ことをお伝えするのがベストな断り方になります。
同額以上の品物を贈る断り方
お歳暮をお断りするとき、いただいた品物と同額以上の品物を礼状と共に贈る断り方があります。
同額以上の品物には「お気持ちは十分に伝わりました」との意味があります。
そして、お礼状には「今後はお気遣いなさらないように…」と、お断りの言葉をひと言添えることを忘れないでくださいね。
包装を重ね返送する断り方
仕事の立場上、受け取れない場合があります。
例えば、政治家や公務員、教師などの場合です。
そのような場合は、いただいた品物の包装をあけずに上から包装を重ね返送します。
そして必ず「立場上受け取ることができない」などの、受け取れない理由を書いた礼状を添えてくださいね。
この場合、相手のお気持ちは受け取りながらも、こちらの事情を察していただけるよう心配りをすることが大切です。
「理由も述べずに返送するのは失礼にあたる」ことを憶えておきましょう。
お歳暮の断るときの礼状の例文
それでは、お歳暮の断るときの礼状の例文を、ビジネスの場合と個人の場合でお伝えしていきます。
お歳暮の断るときの礼状の例文:ビジネス編
この度はご丁寧なお品をお贈りいただきまして誠にありがとうございます。
この様なご厚意を頂きながら心苦しいのですが、弊社ではお取引様からのご贈答は辞退させていただくこととなっております。その旨お伝えしておりませんでしたので、この度はありがたく頂戴させていただきます。
弊社の都合ばかりで心苦しいのですが、今後はこのようなお心遣いをなさいませぬようお願い申し上げます。
略儀ながら書面にてお礼とお願いを申し上げます。
礼状の例文:個人編
さて、この度は、お歳暮の品を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
いつも何かとお心にかけていただき感謝申し上げます。私どものほうこそ、日ごろご無沙汰ばかりで何のお役にも立てませんのに恐縮しております。
どうか今後は、このようなお気遣いなさいませぬようお願い申し上げます。
年末のご多忙の折ではございますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
お歳暮の受取拒否はマナー違反?
こちらが断りの意思を表しているのにも関わらず、毎年贈られてくるお歳暮。
このような場合は、最終手段としてこちらの意思をしっかりと示すためにも、宅配業者へお歳暮を受け取らない「受け取り拒否」をしましょう。
角が立ってしまうやり方ではありますが、相手に気づいてもらえない場合は仕方がありません。
どうしても気になる場合は、受け取り拒否した後にお詫びを兼ね今後は受け取れません、という詫び状を出すとよいです。
もし、相手から詫び状が届いた場合はどうしたら良いか悩むところではありますが、この場合は何もせずそのままにしておきます。
そうすることで、次回からお歳暮は贈られてこないでしょう。
まとめ
今回は、お歳暮の上手な断り方についてお伝えしてきました。
お歳暮は昔から行われてきた習慣ですが、時代とともになくなるケースも増えてきていると聞きます。
お歳暮の受け取りをお断りするのは難しいですが、相手が不快な思いなならないよう心を配ることが大切ですね。
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