七五三お参りの服装 子供の場合は?普段着はマナー違反?
七五三の時期になりました。着物や袴を着てお参りに行く可愛らしい姿を見かけます。
最近では11月だけでなく、ご家庭の事情に合わせて10月や12月にお参りをする人も増えているようです。
初めて七五三お参りに行くときの子供の服装で、
「撮影は和装だけどお参りは何を着せる?」
「お参りは普段着ではマナー違反かな?」
など、いろいろ考えませんか?
大切なわが子のためにも、七五三で失敗はしたくないですからね。
今回は、七五三経験者の私から「七五三お参りの子供の服装」についてお伝えしていきます。少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
七五三お参りの子供の服装はどうする?
では、七五三のお参りをするときの子供の服装についてお話します。
まず七五三の由来から、子供の服装をみてみましょう。
3歳:髪置(かみおき)男女とも髪を伸ばし始める
5歳:袴着(はかまぎ)男の子が袴を着る
7歳:帯解(おびとき)幼児用の着物から大人の着物にする
そして七五三のお祝いを行う年齢は次のとおりです。
- 3歳は男の子と女の子
- 5歳は男の子だけ
- 7歳は女の子だけ
地域によっては、
- 男の子は5歳だけ
- 3歳と7歳は女の子
…というところもあります。
つづいて、3歳・5歳・7歳の七五三お参りのときの服装について紹介していきます。
七五三お参りの服装:3歳の男の子は?
3歳男の子の服装は、和装でも洋装でもどちらでも構いません。
3歳の七五三では、お宮参りで使った「初着(掛け着)」を晴れ着として着ることもできます。
引用元:https://item.rakuten.co.jp
ただ、子供の体格によっては合わない場合がありますので、事前にサイズを確認しておきましょうね。
3歳男の子晴れ着の場合
初着(一つ身)を晴れ着にする場合は、袴が必要になります。
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袴には、行灯袴と乗馬袴があります。
・行灯袴(あんどんばかま:スカートのように足が分かれていない)にしたほうが着やすいです。
・乗馬袴(足が2本に分かれている)もありますが、足さばきがゴワゴワして歩きにくいので、子供には負担がかかるかもしれません。
3歳男の子洋服の場合
洋装の場合は子供用スーツが多いですね。
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シャツにネクタイとベスト、ニッカボッカのパンツでおしゃれにキメてもいいですね。
ただ、数えの年齢で行えばまだ2歳。
スーツでなきゃ…とは思わずに、伸縮性のあるジャケットやセーターでも大丈夫です。
写真を撮ることもありますしお祝い事なので、少し大きめではなくジャストサイズを選びましょう。
動きやすく体に負担の少ないものを選ぶほうが、お参りのときぐずることも無いのでいいですね。
七五三お参りの服装:3歳の女の子は?
女の子の場合も、服装は着物でも洋服でもどちらでも構いません。
3歳女の子の着物の場合
七五三お参りの服装で3歳の女の子の場合、被布か帯のどちらかになります。
被布
着付けが簡単なのは被布のほうになります。
赤やピンクなどの明るい色を選ぶとより可愛らしく見えますね。
被布を着れるのは3歳のときだけで、幼子の可愛らしさにぴったりです。
帯
男の子の同様、お宮参りの時に使用した掛け着(初着)を晴れ着として着ることができます。
この場合、見上げなどをしなくてはならないことを憶えておきましょうね。
いざとなって間に合わなかった…なんてことがないように^^;
そして7歳参りのときのように、帯の準備も必要になります。
3歳女の子の洋服の場合
七五三お参りの服装で洋服の場合、3歳ではワンピースが一番多いです。
引用元:キャサリンコテージ
ドレスタイプのワンピースなど、肩が見えるデザインの場合は肌の露出をなくすように、ボレロやジャケットを羽織れば大丈夫ですよ。
足元は靴下やタイツを履けばいいですね。
七五三の3歳参りの服装は、男の子でも女の子の場合でも慣れない着物を着てぐずるより、スーツやワンピースなどにされる方が増えてきています。
七五三お参りの服装:5歳では?
5歳の男の子の七五三は「袴着」と言われるように、袴を着ることが習わしになっています。
5歳男の子和装の場合
5歳でも体格によってはまだ初着を着ることができます。
凛々しい袴姿は男の子の七五三ならではですね。
5歳男の子洋服の場合
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ブレザーと半ズボン、白いシャツにネクタイのスーツになります。
ひとつ揃えておくと、来年の卒園式や入学式でも着ることが出来ますので何かと重宝しますよ。
七五三お参りの服装:女の子7歳は?
7歳の七五三のお参りの服装は、和装でお参りする方が多いようです。
女の子の着物姿への憧れが強いのかもしれませんね。
女の子7歳 着物の場合
7才は帯解きの意味があります。
子供の着物から初めて大人の着物を着て帯を結ぶという儀式です。
そのため、振袖を着て大人の帯を結んでお参りします。
大人用の振袖を子供の体に合わせて、肩上げや腰上げをします。
一般的に、友禅模様の着物が多いようです。
履物は草履かぽっくりになります。
扇子やハンドバックを持つとより大人っぽくなりますね。
顔映りが良ければ、着物も少し落ち着いた色を選んでもいいですね^^
大人の着物を着るとなると、用意するものがたくさんあります。
そのためレンタル衣装を利用される方も多いようです。
着付けもセットになっているところもありますので、早目に予約しておくといいですよ。
女の子7歳 洋服の場合
着物を着るのが大変と感じる場合、洋服にして子供に負担のないようにお参りしたいですね。
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7才の女の子となると、おしゃれに興味を持ち始める時期でもありますので、子供と相談しながら一緒に選ぶようにしましょう。
3歳・5歳・7歳の七五三のお参りの服装は、全体的に見るとやはり着物姿が多いです。
ネット上の書き込みなど見ていても、最近は着物のレンタルを利用する方が多いですね。
前撮りをすると、別の日に神社へのお参りのときも着物をレンタルできるといった、大変便利なサービスがあります。(地域により違ってきます。)
ただ、七五三の前撮り用は和装のレンタルができても、神社へのお参りのときは自分で用意しなくてはならないケースもありますので、事前に確認しておくことが大切ですよ。
レンタルを利用してもご自分で用意されるにしても、年齢に応じた七五三の服装について知っておくことは必要です。
そして理解した上で、それぞれのご家庭に合わせてお参りをされるのがいいと思います。
七五三参りするときの母親や父親の服装についてはこちらにまとめています。
⇒七五三お参りの服装!母親や父親の失敗しない格好は?
七五三お参りの服装 普段着はマナー違反?
七五三は、子供の成長を神さまにご報告、感謝、祈願を行う行事になります。
ですので、気持ちがあれば普段着でもいいのでは…と私は考えます。
確かに形式は必要なときもありますが、形式だけがマナーではありません。
マナーとは、相手を思う心を形にしたもの。
子供の成長をご報告し感謝するために、神社へお参りに行きますね。
まずはその心が何よりも大切なのでは…と思うのです。
ただ神前ですので
派手な服装やカジュアルな服装は避けたほうがいいでしょう。
女の子でしたらワンピース、男の子は白いシャツに黒いズボンなど。
いつもとは違う整えた服装をすることで、子供でも厳粛な気持ちでお参りできそうだと思いませんか。
我が家では、息子たちが3才の時は数えの年齢で七五三のお祝いをしましたので、着物は着せずスーツにしました。
そして、5歳のときに初めてはかまを着せました。
始めは喜んで着ていた袴も、しだいに窮屈になってきたのか、お参りに行ってすぐ脱ぐといって聞かなかったことがあります。
大変でしたが、今となっては良い思い出です^^
まとめ
今回は、七五三お参りの服装で子供の場合と、普段着はマナー違反なのか…についてお伝えしてきました。
親としては初めて七五三を迎えるとき、なるべく失敗がないようにしたいですからね。
そのためにもまずは、七五三のお参りについて理解した上で、ご自分たちの望む形でお祝いをされるのがベストだと思います。
七五三は満年齢で行うか数え年で行うのか?
各家族の予定によっても変わってきます。
神社へ参拝する時は着物で参り、
終われば洋服に着替えるということもできます。
なるべく子供たちの負担にならないよう、家族が快くお参りしお祝いできる一日にしたいですね。
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