りんごを皮ごと食べるときの洗い方と 農薬の正しい落とし方
りんごを皮ごと食べる。
海外の映画でりんごの丸かじりシーンを観ると、同じようにりんごを皮ごと食べてみたくなりませんか?
海外では、実際にりんごを皮ごと丸かじりする方が多いようです。
でも、農薬は大丈夫なのかと気になってしまいますよね。
そこで今回は、りんごを皮ごと食べる場合の洗い方、農薬の正しい落とし方や皮ごとの切り方を紹介します。
りんごを皮ごと食べる洗い方とは?
りんごは皮ごと食べた方が良いのですが、それはなぜでしょうか?
簡単に言うと、皮ごと食べた方が栄養価が高いからです。
抗酸化作用の高いりんごポリフェノールは皮に多く含まれているのです。
次に、りんごを皮ごと食べる場合の洗い方をお伝えします。
洗い方は非常に簡単です。
流水で30秒~1分間洗うだけでOKです!
びっくりするほどシンプルな洗い方ですが、この方法がベストです。
りんごを皮ごと食べる場合!農薬の正しい落とし方
果物の残留農薬のニュースが取り上げられることがありますが、これは輸入品であることがほとんどです。
実は、国内で「生食用」として販売されているりんごは、ほぼ100%国産です。
りんごは、他の果物に比べて傷みやすく、国内自給率が高いので、わざわざ生食用のりんごを輸入する必要がないからです。
店頭で売られているりんごは国産なので、輸入品のような残留農薬の心配がありません。
しかも、日本の残留農薬に対する基準値は、とても厳しいことで知られています。
そのため、海外では当たり前の収穫後の農薬散布は、国内のりんご農家で行われないことが多くなっています。
仮に収穫後の散布をしても少量に抑えて基準値をクリアできるようにしているので、国産のりんごは安全性が高いと言えます。
このように残留農薬が少ない国産りんごですが、皮ごと食べるのであれば、しっかり農薬を落としたいものです。
農薬の正しい落とし方ですが、何も特別なことをする必要はありません。
前章で紹介した「流水で30秒~1分間洗う」だけです。
本当にこれで大丈夫なのかと心配する方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも安心してください!
実は農薬のほとんどは水溶性で水に溶ける性質を持っているので、水洗いをしっかりすれば、農薬を落とすことができます。
どうしても気になる方は、野菜・果物用洗剤を使いましょう。
ところで、店頭に並んでいるりんごの中には、ワックスをかけたようなつややかなりんごがありますね。
実は、これはワックスではなく、りんご自身が出している蝋(ろう)です。りんごが熟している証拠で、食べ頃のサインです。
蝋が出ると、リンゴの表面がベタベタしてくるので、ホコリが付きやすくなります。
このホコリを落とす意味でも、りんごは水洗いした方がいいですね。
ところで、海外旅行に行ってりんごを生で食べる機会がある場合も、水洗いで大丈夫なのでしょうか?
国によって事情が異なりますが、残留農薬が気になる方にとっておきの方法を紹介します。
それは炭酸水に15分間浸しておくことです。炭酸水は市販のもので十分です。
米国の研究によると、これでりんごに付着した農薬や汚れが完全に落ちるということです。
りんご皮ごとの切り方は輪切りがおすすめ!
りんごを皮ごと切るのには、色々な方法があります。
基本のくし形切りやアップルカッターを使う方法の他に、スターカットという方法があります。
青森のりんご農家の方に教えていただいた方法ですが、本当に簡単なので、ものぐさな方にイチオシの切り方です。
私も、この切り方でりんごを皮ごと食べています!
やり方は、りんごを水平に輪切りにするだけです。お好みの厚さにスライスして、芯の部分を指でつまんで食べれば、皮の食感も気になりません。
皮が苦手な方も、これでりんごポリフェノールが摂れますね。
基本のくし切りりんごより食べやすいです。
因みに、りんごを輪切りにすると真ん中に星が現れるので、スターカットと呼ばれているのです。
まとめ
今回は、りんごを皮ごと食べる場合の洗い方、農薬の正しい落とし方や皮ごとの切り方を紹介しました。
りんごには、生活習慣病やがんの予防、アレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などで知られているポリフェノール成分がたくさん含まれています。
りんごポリフェノールは、果肉にもありますが、主に皮下にありますから、ぜひ皮ごと食べてくださいね。
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