招き猫の由来と意味!手や色によってご利益が違うって本当?
縁起物はお好きでしょうか?
だるまだったり、フクロウだったり、パワーストーンだったり・・・
世の中縁起物はいっぱいありますが、その中でも馴染み深いのが、招き猫ではないでしょうか?
猫自体が身近な存在ですからね。
招き猫で、左手を挙げているものもあれば、右手を挙げているものも。
中には、両手を挙げている招き猫もありますね。しかも、挙げる手の違いだけではありません。
招き猫の色によっても、意味が違うことをご存知でしたか?
今回は招き猫について詳しくご紹介していきます。
目次
招き猫の由来 正確な発祥の地は不明?
実は招き猫の由来にはいくつもの説があります。
その中でも有名なのが次の3つ。
- 今井戸神社発祥説
- 豪徳寺発祥説
- 自性院発祥説
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
招き猫の由来|今戸神社発祥説
東京都台東区の今戸神社が発祥の地とする説。
江戸時代末期、浅草花川戸に住んでいた老婆が、貧しさゆえに愛猫を手放しました。
すると夢枕にその猫が現れ、こう言いました。
自分の姿を人形にしたら福徳を授かる
その猫の姿の人形を、今戸焼の焼き物にして浅草神社鳥居横で売ったところ、たちまち評判になったという。
招き猫の由来|豪徳寺発祥説
東京都世田谷区の豪徳寺が発祥の地とする説。
江戸時代に彦根藩第二代藩主・井伊直孝(いいなおたか)が、鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかりました。
そのとき、この寺の和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたため、寺に立ち寄り休憩をしていると…突然、雷雨が降りはじめました。
雨に降られずにすんだことを喜んだ直孝は、後日、荒れていた豪徳寺を建て直すために多額の寄進をし、豪徳寺は盛り返したという。
招き猫の由来|自性院説
東京都新宿区の自性院が発祥の地とする説。
江古田・沼袋原(えごた・ぬまぶくろはら)の戦いで、劣勢に立たされ道に迷った太田道灌(おおたどうかん)。
すると、猫が現れて手招きをし、太田道灌を自性院に案内しました。
このことをきっかけに盛り返すことに成功した太田道灌は、この猫の地蔵尊を奉納したそうです。
この猫地蔵が、のちに招き猫になったという説。
また、江戸時代中期。
豪商が子供を亡くし、その冥福を祈るために、猫地蔵を自性院に奉納したことが起源であるという説もあります。
その他にも、
- 京都市伏見区の伏見稲荷大社が発祥の地とする説
- 東京都豊島区の西方寺起源説
- 民間信仰説
などいくつもの説があり、実はどれが正しいかは未だに解明されていません。
ただ猫は昔から、人間にとって身近な存在だったということは言えそうですね。
招き猫の右手・左手の意味 は?色によっても意味が違っていた!
招き猫は挙げている手はもちろんのこと、色によっても意味がことなります。
まずは、挙げているそれぞれの手の意味について次のとおりです。
- 右手を挙げている猫
金運を招く。
- 左手を挙げている猫
人(客)を招く。商売繁盛。
- 両手を挙げている猫
お金も人も招く。
しかし、“欲張りすぎると「お手上げ万歳」になるのが落ち”と嫌う人も多い。
招き猫の白や黒!色で意味が違う?
次に、招き猫の色が持つ意味を見ていきましょう!
- ベーシックな三毛
「福を呼ぶ」
- 青の招き猫
「学業向上」や「交通安全」
- ピンクの招き猫
「恋愛成就」
- 黒い招き猫
「魔除け」「厄除け」
- 赤い招き猫
「病除け」
それぞれご利益が異なるので、どの猫を置こうか迷ってしまいますね。
挙げている手だけでなく、その手の高さも意味を持っています。
高ければ高いほど「より遠くの福を呼び寄せる」という意味があるそうです。
まとめ
猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、昔から人間にとってありがたい存在でした。
招き猫を買ったら、人目につく場所に飾り、常にきれいな状態にしておきましょう。
あなたのところに幸運が舞い込んでくるといいですね^^
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