クリスマスツリーの飾りには深い意味があった!星や玉はなぜ飾る?
クリスマスになるとツリーを飾りますね。
小さな子どもがいる家庭では、お子さんと一緒に飾りつけをするのではないでしょうか?
キラキラとしたきれいな飾りが多くて、見ているだけでも楽しくなってきます。
クリスマスツリーの飾りと言えば、
- てっぺんの星
- 丸い玉(ボール)
- 杖の形をしたキャンディ
などが定番ですが、正式な名前や飾る意味はご存知ですか?
もしお子さんに
「これはなんで飾るの?」と聞かれたとき、的確に答えられたら格好いいですよね^^
そこで今回は、クリスマスツリーの由来と飾りの意味についてご紹介していきます。
目次
クリスマスツリーの発祥はドイツ!ツリーの意味とは?
そもそも、クリスマスツリーは何のために飾るのでしょうか?
意外かもしれませんが、クリスマスツリーはキリスト教とほとんど無関係です。
クリスマスツリーの始まりは、
古代ゲルマン民族が冬至の祭(ユール)で使っていた樫(カシ)の木です。
この時点では、まだモミの木ではないんですよ。
常緑高木の樫の木は、冬でも葉を枯らさないので、ドイツ人たちにとって生命の象徴とされていました。
次第にヨーロッパ全体でキリスト教が普及していくのですが、ドイツ人たちはなかなかキリスト教に改宗しなかったようです。
樹木信仰が根強かったドイツ人たちは樫をモミに変え、モミの木は横から見ると三角形で「三位一体」を表していると教え、キリスト教化していったようです。
1419年、ドイツのフライブルクでパン職人の信心会が、聖霊救貧院にツリーを飾りました。
このことが、クリスマスツリーをクリスマスに飾る行為の最初とされています。
クリスマスツリーが、最初はキリスト教と無関係だったなんて驚きですね!
クリスマスツリーの飾りと言えば星や玉!それぞれの飾りの意味!
それではクリスマスツリー定番の、飾りの意味を見ていきましょう。
クリスマスツリー飾りの星トップスターの意味
ツリーには欠かせないてっぺんの星です。
イエスが生まれた時に東の空に輝いたベツレヘムという星を表しています。
イエスが誕生した時、東方の博士(賢者)たちはイエスを探していました。
その時幼子イエスは、博士たちがいたところから遠く離れた、ベツレヘムという町にいたのですが、頭上に輝く星の導きのおかげで博士たちは、無事にイエスのもとへたどり着くことができたと言われています。その時の星を表しています。
クリスマスツリー飾りの玉・ボールの意味や名前は?
あの丸いボールのことです。
正式にはクーゲルと言います。
ドイツ語で、そのまんま「球(たま)」という意味です。
もともとは、知恵の樹の実である「りんご」を飾っていたようです。
そのうち、りんごの代わりに赤いガラス玉を飾ることになり、時代とともに赤い玉を飾ることが定着し、今のような形になりました。
今では赤以外のもいろいろなカラーのボールをつけますが、それぞれの色にも意味があります。
- 「赤」…りんご、キリストの血
- 「白」…純潔
- 「緑」…永遠の命
- 「金」「銀」…キリストの気高さ、高貴さ
クリスマスツリー飾りの玉ですが、色の意味も知った上で飾ると趣も変わってきますね!
クリスマスツリー飾りのキャンディは何を表しているの?
杖の形をしたキャンディ。
正式にはキャンディー・ケーンと言います。
「ケーン」とは杖のことです。
羊飼いが持っている杖を表しています。
クリスマスツリー飾りのベルの意味は?
クリスマスツリー飾りのベルは、イエス・キリストの誕生を知らせた、天使のベルを表しています。
またベルには、魔物を寄せ付けない効果もあると言われているんですよ!
クリスマスツリー飾りの定番の靴下!なぜ靴下なの?
サンタクロースのモデルとされている聖ニコラスは、貧しい家の子供を助けるために、金貨を煙突から投げ入れました。
偶然その金貨が靴下に入り、その話が広まったため靴下を飾るのが定着したと言われています。
クリスマスツリーの飾りの意味がわかったところで、ツリーを飾る時期っていつ頃なのかご存知ですか?
⇒クリスマスツリーの飾り付けに最適な時期はいつからいつまで?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やはりクリスマスツリーの飾りには、キリスト教が深く関係しているんですね。
飾りにもいろいろ意味があるとわかると、飾りつけもいつもより気合いが入るのではないでしょうか?
ステキなクリスマスになりますように^^
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