クリスマスの由来を子どもに話すには?ツリー飾りの星のことも
クリスマスは、子どもだけでなく大人にとっても楽しみな行事のひとつですよね。
楽しみなイベントのクリスマス、その由来やツリー飾りの意味を説明できますか?
もしかしたら間違った記憶のままかもしれませんよ!
今回は、クリスマスの由来からツリー飾りの由来についてお伝えしていきます。子どもの説明するときの参考にしていただければ嬉しいです。
目次
クリスマスの由来はキリストの誕生日ではない?
クリスマスは、キリストの誕生日と思っている方も多いのですが…あなたもそうでしたか?
実は、イエスキリストの誕生日ははっきりと分かっていないのが本当のところなのです。
ではなぜ12月25日がイエスキリストの誕生日と言われるようになったのか…。
それには、古代ローマで冬至の日に行われていた「太陽神の誕生祭」「農耕神への収穫祭」がイエスキリストの生誕祭と結びついたと言われています。
当時のローマでは、太陽神を崇拝する異教が大きな力を持ち12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていました。
初代キリスト教の指導者たちが、異教徒との対立や摩擦を生むことなく異教徒にキリスト教を広めるために、12月25日はクリスマスとされました。
これまで12月25日はキリストの誕生日だよ~と思ってきたあなた、これからは自信を持って子どもにも答えることができそうですね。
さて、クリスマスの季節になると町中のあちこちや家の中、いろんなところにクリスマスツリーが飾られますが、クリスマスツリーの由来もいくつかあるようです。
クリスマスツリーの由来は2つもあった?
クリスマスツリーの由来は2つあります。
- エデンの園の知識の木
- オーディエンの樫の木
ではそれぞれ詳しくみていきましょう!
エデンの園の知識の木
1つ目は「エデンの園の知識の木」です。
昔、ドイツでの舞台劇「エデンの園にあるりんごの木」としてモミの木が使われていたことが由来になっているようです。
モミの木は常緑樹で冬でも葉が落ちません。なので、クリスマスの飾り付けにピッタリだったというわけです。
オーディエンの樫の木
2つ目は「オーディエンの樫の木」です。
昔のドイツには、いいことが起こるようにとオーディエンの樫の木に子供をいけにえとして捧げていました。
それを目にしたキリスト教の伝道者が、これはいけないと心を痛め、その木を切り倒すと、そこからモミの若木が生えてきたそうです。
その話は言い伝えられ、モミの木に飾りをつけ、お祝いをするようになったということです。
どちらの説が正しいかは分かりませんが、オーディエンの樫の木のお話を子供に伝えると、少し怖がりそうですね。
ツリー飾りの星やろうそく・モミの木の由来は?
クリスマスツリーにはいろいろな飾り付けをしますね。
なかでも、いちばん中心的な星、ろうそく、そしてどうしてモミの木になったのか、その由来を紹介していきます。
関連:クリスマスツリー飾りの「玉」の名前は? 意味は知ってる?
クリスマスツリー飾りの星の由来は?
とてもきれいに輝いている星が、遠くにいた賢者をキリストが生まれた土地まで導いたという話があり、その時の星を表しています。
希望の星といった意味があり、ベツレヘムの星と呼ばれることがあります。
クリスマスツリー飾りのろうそくの由来は?
ツリー飾りのろうそくは、世界を照らす光としてキリストの象徴とされています。
マルチン・ルターの話として、美しく光る星を見て感動し、それを子供たちに見せるため、モミの木の周りにろうそくを飾って見せたのが始まりとも言われています。
クリスマスツリーのモミの木の由来は?
昔、北ヨーロッパに住む原住民が冬至のお祭りに使っていたといわれている樫の木。
その時、原住民たちをキリスト教徒にしようという動きがありましたが、樹木を信仰する風習がありませんでした。
そこで、お祭りに使う木を樫の木をモミの木にかえ、モミの木の横から見える三角形、この形は頂点は神様であるキリスト、下の角である2つの頂点は人と精霊だと教えたと言われています。
そのことからキリスト教=モミの木という考えが広がり、クリスマスにはモミの木のツリーを飾る習慣が生まれたということです。
ところで・・・
クリスマスの食事でローストチキンは定番ですよね。
でもなぜ「ローストチキン」を食べるのかご存知ですか?
⇒ローストチキンをクリスマスになぜ食べるの?その意味は?
まとめ
今までクリスマスツリーや、飾りの由来など全く知らないまま、毎年クリスマスツリーを飾っていました。
今年もクリスマスツリーを飾る季節がやってきました。
子供たちにいろいろな由来のお話をしながら飾ると、また違ったクリスマスを迎えることができそうですね。
関連:クリスマスツリーの飾り付けに最適な時期はいつからいつまで?
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