40歳でも更年期?どんな症状が起きるのか心配する前に!
40歳でも更年期かしら?
更年期になるとどんな症状が起きるの?
そんな心配をしているあなた。
最近感じる、体の変化や不調。
以前は気に留めていなかったのに…不安になっていませんか。
40歳を過ぎたら意識してほしい更年期のこと。
不安になる前に、
- 更年期ってなぜ起こるの?
- 更年期、どのようなことが体の中で起きているの?
について知っておくことで、心も軽くなります。
今回は、「40歳を過ぎたら知っておこう!更年期と不快な症状のこと」についてお伝えしていきます。
40歳を過ぎたら知っておこう!更年期と不快な症状のこと
40歳を過ぎてくると、以前まで少し無理してでも出来ていたことができなくなったりと、ちょっとした体の変化に不安になってきます。
40歳を過ぎて、若い時とは違う今の体の変化を知ることは大切です。
そして
「更年期ってなぜ起こるの?」
「更年期、どのようなことが体の中で起きているの?」
このことについても認識を深めておきたいものです。
更年期ってなぜ起こるの?
女性の体は、
- 女性らしさを作るエストロゲン
- 妊娠に備えるためのプロゲステロン
という、2つの女性ホルモンによってコントロールされています。
女性ホルモンが減少することで起こる更年期。
「女性ホルモンの分泌が減少していくことに、体が慣れるまでの移行期」と、捉えると分りやすいですね。
では、更年期のカギを握るエストロゲンの分泌の変化を、以下の画像で見ていきましょう。
エストロゲンの分泌は、
- 10代で初潮をむかえ
- 20代~30代でピーク
- 40代では分泌が低下していき
- 閉経後も急激に減っていく
一般的に更年期は、閉経を挟んで前後約10年間と言われています。
日本人の平均的な閉経年齢は50.5歳なので、ちょうど、45歳~55歳が更年期にあたりますね。
※閉経は、1年以上生理が来ない状態になることをいいます。
だったら、
「すべての女性が、更年期になるとつらい症状が起こるの?」
そんな疑問が湧いてきますよね。
更年期の期間は、必ずしもすべての女性が不快な症状に悩まされるわけではないんですよ。
- 本人の性格
- 環境
- 生活習慣
などにより、現れる症状に個人差があります。
そして、更年期のさまざまな症状は永遠に続くわけでなく、女性ホルモンが出なくなることに体が慣れてくることにより、症状は治まっていきます。
では続いて、更年期になると体の中で何が起こっているのかについて解説していきます。
更年期、体の中で何が起きているの?
更年期になると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減ることで不快な症状を引き起こす話をしました。
では、その女性ホルモンはどこで作られているのかご存知ですか?
そうです、卵巣で作られています。
脳の視床下部
↓
下垂体
↓
卵巣に女性ホルモンを出すように指令。
卵巣はその命令を受けて
- 卵胞ホルモン(エストロゲン)
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)
という2種類の女性ホルモンが分泌されます。
■卵巣機能が正常な場合
脳は、卵巣からの情報を受けることで安心します。
しかし、更年期になるとこの伝達システムに変化が・・・。
■卵巣機能が落ちてくると
脳は、「ホルモンが出ていない」という情報を受け取るので「出せ!出せ!」と指令を送り続けるんですね。
でも卵巣は応えることが出来ません。
こうして、脳がパニックになると自律神経系が乱れ更年期の不快な症状を引き起こします。
ここで、卵巣に指令を送る視床下部の働きが気になりますね!
簡単に解説すると・・・
そして、自立神経系が乱れることにより・・・
- ほてり
- 発汗
- 動悸
- イライラ
- 不安
- 落ち込み
などの更年期の不快な症状が起きてくるのです。
ここまでで更年期に大きく関わる脳・視床下部と卵巣との関係は理解できましたか?
更年期をむかえ、「女性ホルモンが減少すると体の中ではどのようなことが起きているのか」知ることで解消される不安もあります。
ではつづいて、更年期のホルモン減少に伴い変化する症状について解説していきます。
更年期のホルモンの減少に伴い変化する症状
女性ホルモンは、30代をピークに40代からは減少が急降下していくことはこれまでお話したとおりです。
そして、ホルモンの減少に伴い症状も変化していきます。
症状の変化は以下のようになります。
- 月経周期の短縮
- 月経量の減少
- 月経不順
- 不正出血
- のぼせ
- ほてり
- 発汗
- めまい
- 腱鞘炎
- 膀胱炎
- 外陰部のかゆみ
- 性交痛
- 尿失禁
- 疲労感
- 不眠
- 不安
- 憂うつ
- 物忘れ
- イライラ
- 頭痛
- めまい
- 嘔吐
更年期の症状をご紹介しましたが、個人差がありますのであくまでも目安の一つにしていただければと思います。
私の場合更年期の症状は、47歳のときの就寝中の発汗が始まりでした。
毎晩、寝ているときに滝のような汗をかいては着替えることを2~3回繰り返していました。
そしてそのことにより不眠が続いていました。
ある日、スーパーに買い物に出かけて「あれ?何買うんだっけ?」と呆然とすること多々あり…。
また、肌が異常に乾燥して湿疹やかゆみが出たり、喉の奥に何かつまっているようで声が出にくくなったり、親指が突然曲げにくくなり痛みがでたりと…。
漠然とした不安を感じ、眠りが浅く、何をするにもやる気が起こらない…このような症状が次から次へと現れ始めました。
そして、重なる症状に悩みドクターショッピングの日々を過ごすことに。
後に婦人科を受診し「更年期うつ」と診断されたときは驚きました。
今まで悩まされてきたことは、更年期になり女性ホルモンの減少が原因だったとは。
今私があなたへ伝えたいこと、それは…
更年期について理解を深めておくこと。
知っていることで、あれこれ悩みドクターショッピングをせずに済みますし、精神的に自分を責めることもありません。
私の場合は、更年期についてあまりにも無知でしたので、お金と時間ばかり費やし結果、精神的不安が増し症状がひどくなりました。
今思えば、更年期について認識を深めておけば回り道しなくても良かったのに…そう思います。
あなたは、ぜひ賢く更年期を乗り越えてくださいね^^
それでは最後に、今回お伝えしてきたことをまとめてみましょう。
まとめ
40歳を過ぎたら知っておこう!更年期と不快な症状のこと
- 更年期はなぜ起きるのか?
- 更年期のときの体の変化
更年期は、「女性ホルモンの分泌が減少していくことに体が慣れるまでの移行期」
女性ホルモンは卵巣で作られ、脳からの指令により分泌される。
■ホルモンを出す指令の流れ
脳の視床下部→下垂体→卵巣 の順に伝達される。
卵巣の機能が低下することで、脳からの指令に卵巣がフィードバックできなくなることで脳がパニックになる。
このことにより、自立神経系が乱れ更年期の不快な症状を引き起こす。
更年期のホルモンの減少に伴い変化する症状
更年期の不快な症状はホルモンの減少に伴い変化していく。
以上、お伝えしてきた内容です。
いかがでしたか?
自分では思ってもみない症状が起きると不安になりますが、閉経は誰にでも訪れる体の変化。
その前後にある更年期も、誰もが体験する人生の一コマです。
40歳になったらまずは、更年期について認識を深めることから始めませんか。
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