草津八幡宮の秋祭り・例大祭の草津けんか神輿の由来は?
2017年9月23日(土)・24日(日)広島市西区の草津八幡宮で行われた秋祭りの例大祭を初めて観てきました。
快晴の下、神事が終わり二基の神輿は伝統ある「草津祭音頭」を高らかに歌い継ぎながら、担ぎ手の掛け声に合わせ神社の境内でグルグルと勢いよく回転し、神社を出発します。
今回は、草津八幡宮の歴史ある秋祭り・例大祭の由来についてお伝えしていきます。
草津八幡宮の秋祭り「例大祭」のけんか神輿の由来とは?
今回、例大祭でけんか神輿が行われる草津八幡宮は、広島市西区田方にあり「厄除けの八幡様」で有名な神社で、宮島の厳島神社とほぼ同じ時期に創建された歴史ある神社になります。
私も14年前にこの地に越してきて以来、毎月一日の朔日参りには10数年通っていますが、今回ご紹介する、草津八幡宮の秋祭り・例大祭を観たのは初めてでした。
例大祭に華を添える「草津けんか神輿」は約270年の歴史があります。
平成に入り一時中断したのですが、平成15年より若い人たちが中心となり「草津八幡宮神輿保存会」が結成され、2017年は二基の神輿が華麗で活気あふれる草津けんか神輿を披露してくれました。
草津八幡宮がある草津は古くから水運の便に恵まれ、魚市場ができ漁業を中心に栄えてきた町になります。
広島の西、この沿岸部一帯の中心の神社「総氏神様」として崇敬されてきた草津八幡宮の例大祭(毎年旧暦8月15日)は、安芸国で最も早い秋祭りとして行われ、その年の各地の祭りの盛況を占うものであったと伝えられています。
引用元:草津八幡宮公式HP
「御輿」ではなく「神輿」なのはなぜ?
そして「御輿」ではなく「神輿」なのはなぜだと思いますか?
それはお祭りのとき、ふだんは神社の奥深くに鎮座されている神様を、依代(よりしろ)と呼ばれる神霊が寄りつくものに移します。
依代ですので、輿(こし)は神社を模したお宮の形になり、神霊をお乗せする輿なので「神輿(みこし)」と言います。勉強になりますね^^
草津けんか神輿の巡路は?
神社で神事を終えたあと、境内では保存会の若手の人たちにより神輿を担ぎ「草津祭音頭」の歌を高らかに歌いながら、石段前まで運びます。
そして、掛け声とともに神輿をグルグルと回し花火が打ち上がり出発の合図です。
この後189段の石段を降り、威勢のよい掛け声を上げながら町内各所の神社を巡ります。
2017年の神輿の渡御順路は次のようになっていました。
草津八幡宮→鷺森神社→住吉神社→胡子神社→龍宮神社→草津八幡宮
今回、胡子神社近くでは御神餅(ごしんもち)の「もちまき」行われたようです。
あいにく、時間の都合がつかずもちまきには参加できなかったのが残念でした。
各所の神社を巡る途中、神輿をぶつけあったり組み合わせてグルグルと回したりし、この勢いに沿道の人たちも一緒に盛り上がりました。
これぞ草津けんか神輿ここにあり!
町内の各所の神社を巡り、時間にして約4時間。
保存会の皆さま本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
天気にも恵まれ、歴史ある「草津八幡宮・例大祭」の華麗で活気あふれるけんか神輿を見ることができ、幸せな時間を過ごすことができました。
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