赤ちゃんに蜂蜜はいつから与えていいの?その理由は?
「赤ちゃんにはちみつを与えるのはいつからなの?」
「母乳の場合、赤ちゃんに影響あるの?」
初めての赤ちゃんだとすべてのことが初心者。
不安になるのは無理もありません。
私も一人娘を育てるときそうでしたから、気持ちはわかります。
しかも、協力的なまわりのお年寄りと意見が衝突することもありましたから・・・。
でも、不安になっている「なぜ?」が理解できたら、スッキリした気分で楽しい育児ができそうですよね。
そこで今回は、赤ちゃんにはちみつを与えるのはいつから大丈夫なのか?そして、その理由について紹介します。
目次
赤ちゃんに蜂蜜はいつから与えていいの?
赤ちゃんにはちみつを与えるのは、1歳を過ぎてからにしましょう。
と、母子手帳の「離乳の進め方の目安」の注釈の欄にも書かれています。
16年前の娘の母子手帳です。
注釈の欄に書かれていますね。
1987年頃から国が注意喚起していますので、16年前(2001年)の母子手帳にも確かに書かれていました。
母子手帳の注釈のところなので、あまり見ることがないかもしれないですね。
私も当時は、赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないことはママ友との話のなかで知り、改めて母子手帳を見返しましたので・・・^^;
話はそれますが・・・
母子手帳って改めて見返すと、子育て中の悩みを解決してくれる内容が詳しく書かれているんですよね^^
つづいて、赤ちゃんにはちみつを与えるのは1歳を過ぎてからの理由をみていきましょう!
赤ちゃんにはちみつ:1歳を過ぎてからの理由
では、赤ちゃんにはちみつを与えるのはなぜ1歳を過ぎてからなのでしょうか。
その理由は、はちみつに含まれる毒素の強い菌「ボツリヌス菌」が原因のようですね。
気になるボツリヌス菌については次のとおりです。
ボツリヌス菌とは?
ボツリヌス菌とは、食中毒を起こす菌の一種で土の中や井戸水に多く含まれています。
日本製のはちみつは、ボツリヌス菌に汚染している確率は5%といわれていますので、安全では…と思いましたか?
しかし、はちみつは加熱処理されていない生の状態です。
すべてのはちみつにボツリヌス菌が含まれるわけではないのですが、正しい判断をするのは難しいですよね。
なので1歳を過ぎるまでは、赤ちゃんにはちみつを与えないことが賢明です。
つぎは、このボツリヌス菌が原因の乳児ボツリヌス症について紹介します。
1歳未満の乳児ボツリヌス症とは?
乳児ボツリヌス症とは、1歳未満の赤ちゃんが毒素の強いボツリヌス菌の芽胞(がほう)を摂ることが原因で起こる、感染症になります。
このボツリヌス菌が含まれる主な食品が、
はちみつです。
1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると・・・
ボツリヌス菌の芽胞が赤ちゃんの腸管内で発芽・増殖します。
すると、そこで産生された毒素が赤ちゃんの腸から吸収され、乳児ボツリヌス症を発症してしまいます。
ヒトの腸内でボツリヌス菌の芽胞が発芽・増殖するのは、生後2週〜8ヵ月前の乳児。
考えてみてください。
この時期の赤ちゃんって、母乳やミルクだけで過ごしていますよね。
だから、消化器は未発達で、腸内環境も整っていないんです。
しかし、1歳を過ぎると離乳食が始まります。
すると、母乳やミルク以外の食べ物を摂ることで、腸内環境が整い抵抗力がついてきます。
1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけない理由は、乳児ボツリヌス症から防ぐためですね。
もしかして、母乳育児でがんばっているあなたは
「私がはちみつを食べたら、母乳から感染する?」
…って、心配が頭の中をよぎりませんでしたか?
次は、あなたが心配している「ボツリヌス菌は母乳から感染するのか」についてお伝えします。
ボツリヌス菌は母乳から感染する?
赤ちゃんを母乳で育てているあなた!
まずは安心してください。
大人は腸管内でボツリヌス菌が繁殖しないので、母乳を通してボツリヌス菌が感染することはありません。
母乳を飲ませているときって、本当にお腹が空きます。
そんなとき、はちみつがたっぷりかかったバタートーストをいただくと、幸せな気分になりますよね~♪
でも、これだけは気をつけてくださいね。
あなたが食べてるとき、赤ちゃんがうっかりはちみつを口にすることがないように!
それでは最後に、今回お伝えしてきたことをまとめておきましょう。
まとめ
・赤ちゃんにはちみつはいつから与えていいの?
・赤ちゃんにはちみつ:1歳を過ぎてからの理由
ボツリヌス菌とは?
1歳未満の乳児ボツリヌス症とは?
・ボツリヌス菌は母乳から感染する?
いかがでしたか?
赤ちゃんにはちみつにを与えるのは1歳未満は気をつけなくてはいけないのですが、1歳を過ぎれば、はちみつは優れた健康食品なので、様子を見ながら少しずつ与えいきましょう。
追伸:うちの娘は、完全母乳育児で歩けるようになるのを目安に、卒乳が1歳半頃でした。
離乳食を始めた頃、便秘がひどかったので「ハチ水」をよく飲ませていたんですね。
お白湯にはちみつを溶かし冷ましたものなのですが、朝、起きてすぐにハチ水を飲ませて、お腹を「のの字」にマッサージ。
しばらくするとうんちのサインが・・・。
ハチ水を飲ませるようになり、娘は便秘とサヨナラできました^^
ちなみに、大人でも効果テキメンですよ。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。