アルカリ電解水とセスキの使い分けは?pHやデメリットも
100均に行くとエコなお掃除グッズがたくさん揃っています。
お掃除グッズとして定番化した重曹。
重曹よりもアルカリ性の強いセスキ炭酸ソーダ。
レモンなどに含まれる酸っぱい成分であるクエン酸。そしてアルカリ電解水も一緒に並んでいますね。
「アルカリ電解水」という名前から、重曹やセスキと同じようにアルカリ性のクリーナーということはわかりますが、では具体的に重曹やセスキとはどう違うのかご存知ですか?
そこで今回はアルカリ電解水とセスキの違いや使い分けについて詳しくお伝えします。
目次
アルカリ電解水とは?pHはどのくらい?
アルカリ電解水はなんと水と塩だけでできています。
食塩水を電気分解することによって生まれたもの。
微量の水酸化ナトリウムを含むアルカリ電解水は、タンパク質や油脂などの汚れを落とす効果があります。
重曹やセスキとの違いはアルカリ性の度合いです。
酸性・アルカリ性の度合いを表すのにpH値がありますね。
pH7の中性を基準に以下のようになります。
- pH7より小さいほど酸性の度合いが強い
- pH7が中性
- pH7より大きいほどアルカリ性の度合いが強い
では、重曹やセスキ、アルカリ電解水のpH値を見てみると
- 重曹が約pH8
- セスキは約pH9
- アルカリ電解水はpH12
ご覧のとおり、アルカリ電解水は重曹、セスキに比べアルカリ性が強いのがわかりますね。
ですのでその分、洗浄力が強くなります。
またアルカリ電解水は、除菌ができるという特徴があります。
安全性も高いので調理器具などの除菌に最適です。
しかも油汚れにも強いので、ヌメリも落とせて一石二鳥。
アルカリ電解水はこちら
ですので調理台やガスコンロの他、電子レンジやIHなどの電化製品の掃除にも安心して使うことができます。
アルカリ電解水とセスキの使い分けは?
では、アルカリ電解水とセスキはどのように使い分けすればいいのでしょうか。
アルカリ電解水は洗浄力が強い反面、手荒れのリスクがあります。
ですので…
- ちょっとした汚れにはセスキ
- 除菌したい時はアルカリ電解水
と言うように、用途に合わせて使い分けるといいですよ。
アルカリ電解水のデメリットは?
洗浄力が高く安全性も高いアルカリ電解水ですが、デメリットもあります。
- アルカリ性の汚れには期待できない
- 濡れるといけないものには使えない
- 手が荒れる
それぞれ詳しくみていきましょう。
アルカリ電解水はアルカリ性の汚れには使えない?
アルカリ電解水はアルカリ性なので酸性の汚れに有効です。
- 油汚れや皮脂汚れ
- 台所のヌメリ落とし
などには力を発揮し最適!
逆に、アルカリ性の汚れには効果が期待できません。
具体的に言いますと
- 水垢
- トイレの尿汚れ
- 尿石
- 石鹸カス
などになります。
このようなアルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸が有効です。
アルカリ電解水は革製品には使えない?
また、アルカリ電解水は基本的に水で濡らしてはいけないものには使わないようにしましょう。
- 漆器
- 皮革製品
- ニス塗りの家具
- 貴金属
などには使えませんのでご注意を!
アルカリ電解水は手が荒れるの?
アルカリ電解水はセスキや重曹に比べ洗浄力が強いです。
ですので、手荒れの危険も高いというデメリットがあります。
使う時は必ずゴム手袋をしてくださいね。
まとめ
今回は、アルカリ電解水とセスキの違いや使い方・デメリットについてお伝えしてきました。
アルカリ電解水は
- 冷蔵庫・電子レンジなどの調理家電
- まな板や包丁などの調理器具
- ベビー用品
- ペット用品
- 窓ガラスの掃除
などに最適です。
アルカリ電解水があれば、セスキや重曹はいらないのでは?・・・と思ってしまうかもしれませんが、値段が高いのがネックなんですね。
その点、セスキや重曹は100均でも買えますし、粉末ですので電解水よりはコスパがいい!
ということで、アルカリ電解水とセスキは用途に応じてうまく使い分けていくといいですね^^
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