発達障害の特性を持つ大人に向いている仕事とは?気をつけることは?

発達障害 大人

 
発達障害をお持ちの大人の方にとって、仕事が困難だ、どうしたら上手くいくんだろうとお悩みの方、いらっしゃると思います。

発達障害の分類は様々ですが、共通するのは総じて、

  • コミュニケーションや人との関わりが苦手
  • 注意散漫で集中力がないまたは一つのことにしか集中出来ない
  • 想像力や情報処理能力が乏しい

等、仕事に少なからず影響が出てしまう部分は多いですよね。

 

しかし、心配する必要はありません。

確かに、発達障害じゃない人と比べれば、出来ることは限られてしまうかも知れませんが、

発達障害の方にも出来る仕事、むしろ発達障害の方が得意なことというのもたくさんあります。

 

今回は、発達障害の特性を持つ大人に向いている仕事と、自分の力を最大限に発揮出来るために仕事で気を付けることをご紹介したいと思います。

発達障害の大人に向いている仕事は?一人でできる仕事がおすすめ?

発達障害 一人でできる仕事

 

①プログラマー等パソコンのスキルを活かす仕事

発達障害の方は、言われたことをそのままやる単純業務やチームワークで物事を進めていく作業よりも、自分の得意分野を生かし黙々と取り組む方が合っていると言えます。

プログラマー等パソコン関連の業務では、比較的そのような働き方が可能だと言えますし、「パソコンが得意」というだけで重宝してくれたり、発達障害の方が苦手とする必要以上のコミュニケーションや雑用をさせられない職場環境はたくさんあると思います。

 

②講師職

え⁉コミュニケーションめちゃくちゃ必要じゃん…大丈夫なの?と、思われがちかも知れませんが、これは、発達障害の疑いのある自身の実体験に基づき、オススメ出来る職ですね。

 

確かに、小学校の先生とかは、子どもたちに幅広い分野を広く浅く教えてあげなければならないし、日常で頻発する小さなトラブルにも対処しなければならないので、興味の分野が偏向的で不測の事態に弱い発達障害の方には向いていないかも知れません。

 

しかし、自身の興味や得意分野を生かし、塾講師や教育機関、カルチャーセンターの講師として働くのであれば、得意なことだからやりやすいですし、ある程度自分の好きなように業務を進められたり、事務仕事は事務担当の方が全てやってくれたりします。

 

 

③ライター

得意分野に関し記事を執筆したり、ある物事について自分で調べ、文章にまとめる業務です。

ライティング業務のほとんどが、在宅で一人で取り組めるし、納期さえ守れば自分のペースで作業を進めることが出来、クライアントとのコミュニケーションも、ネットやメールでのやりとりのみになりますので、マイペースだったり、人と一緒に仕事をすることが苦手な発達障害の方には合っている職だと言えます。

 

④非正規の学校事務

事務仕事は本来、発達障害の方には向かない職業と言われているのですが、資格がなくてやりたい仕事が出来なかったり、家庭のことと両立するためにやむを得ず募集枠の広い事務職を…という方もいると思います。

 

そういった場合におすすめするのは、派遣枠・非正規枠での学校事務です。

 

まず、学校事務は長年教育に携わっていて、発達障害に理解がある方が多いので、あなたの状況をわかってくれる可能性があります。

また、正社員やフルタイムではなく、派遣やパートとして働けば、責任のある仕事や難しい業務はほとんど任されず、自分の出来ることだけをやれば良いというパターンが多いので、ある程度慣れれば問題なく業務を行うことが出来ると思います。

 


 

発達障害の特性を持つ大人が仕事で気を付けること

発達障害 大人 仕事

 

①わからないことはわからないと素直に聞く

発達障害の方は他の方よりも、聴いたことを一回で理解するのが難しい場合があります。

「これは○○ということでしょうか?」等、その都度確認したり、作業を教えてもらいながらやったり、と疑問をそのままにしないようにしましょう。

 

 

②メモを取る

やらなければならないことを忘れてしまい、重大なミスになってしまう例が多々あります。

やることリストを作ったり、自分が覚えなければならない仕事はどんなに些細なことでもメモをするようにしましょう。

 

 

③冷静になる

不測の事態や難しい作業を目の前にした際、突発的に「どうしよう!」とパニックに陥ってしまい、更に悪い状況になってしまう場合があります。

 

しかし、解決の糸口は必ずありますので、一度落ち着いて、周りを見渡してみましょう。

まとめ

残念ながら、発達障害はまだ社会全体に理解が浸透しておらず、皆が皆詳しく知っている訳ではありません。

 

また、外見に顕著に表れる、意思疎通が全く出来ない等、目に見えてわかる障害では無い為、なかなか苦しさを理解してもらえず、「ただ単に仕事が出来ない人」にされてしまうことも多々あると思います。

 

しかし、まずは自分自身の出来ること・出来ないことを理解し、落ち着いて仕事に取り組んだり、幅広く仕事を探していけば、必ず上手くいくと思います。

無理をせず、頑張って下さい。

 
 
 

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