更年期で脂肪肝になりやすいのはなぜ?原因と摂りたい食事を紹介!
更年期の症状では、以前までの自分では考えられないようなことが起こります。
例えば、脂肪肝もそのひとつ。
「お酒の飲み過ぎや肥満とは無縁の私がなぜ脂肪肝に??」
あなたも、脂肪肝と言われたとき気落ちしましたか?
実は私もショックを受けた一人です。
「以前と比べて、食事の量が増えたわけでもなく間食はほとんどしないし、晩酌も週末だけなのに…なぜ?」
でも調べてみると原因がわかりました。
そして、更年期と脂肪肝の関係が理解できると、なぜか前向きに受け入れることが出来ました。
今悩んでいるあなたにもお伝えしたいので、「なぜ、更年期になると脂肪肝になりやすいのか。その原因と食事」についてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
更年期になると脂肪肝になりやすい原因とは?
更年期になって脂肪肝になりやすい原因は、女性ホルモンの低下によるものになります。
女性ホルモンの分泌が低下することで起こる更年期。さまざまな症状が、体のあちこちで起こってきます。
脂肪肝もその一つ。
女性ホルモンは、血液の中の脂質を下げる働きがあり、内臓脂肪をたまりにくくして、余ったエネルギーは皮下脂肪として蓄えます。
しかし、更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、血液中の中性脂肪が増え、処理しきれなかった中性脂肪は肝臓に溜まっていきます。
これが脂肪肝です。
脂肪肝はフォアグラのようだと表現されますが、要は脂質の塊^^;
こうしてみると、女性ホルモンの働きって、月経や妊娠・出産に関わるだけではないようです。
女性らしいメリハリボディーや肌のハリ・髪のツヤなどの見た目の美しさを作っているのも、女性ホルモンによるもの。
でも、それだけじゃないんですよ。
最近では、
- 女性に圧倒的に多い膠原病
- 橋本病
- リウマチ
- 骨粗しょう症
- 動脈硬化
- アルツハイマー病
なども、女性ホルモンが発症を抑えていることが、明らかになってきています。
こんなにもあるなんて、スゴイですよね。
女性ホルモンは一生涯でティースプーン一杯しか作られないこと…ご存知ですか。
ティースプーン一杯が妊娠を可能にしているから、女性の体は本当に神秘的です。
そして、女性ホルモンがたくさん出ている間は、男性に比べると大病は少なく、メタボ化したり突然死したりすることも少ないと言われます。
この、恐るべし女性ホルモンパワー!
私たちは女性は、この女性ホルモンに守られているわけです。
なので、
女性ホルモンの分泌が低下する更年期に脂肪肝が増えるのも、守りがなくなったから。
…と言うことは、
「今までと同じ食習慣では、脂肪肝は改善しないの?」
そんな不安な声が聞こえてきましたね…。
答えは、その通り!
同じことを繰り返していては、改善しません。
でも、大丈夫ですよ。
次で、更年期の脂肪肝を予防・改善する食事をお伝えしますので、参考にしてくださいね。
予防・改善のために摂りたい食事とは?
更年期の脂肪肝になったとき、予防・改善のために摂りたい食事は次の2つ。
- 低下した肝臓のはたらきを良くする食事
- 女性ホルモンのはたらきを良くする食事
では、それぞれお伝えしていきますね。
肝臓のはたらきを良くする食事
油分や塩気の少ないものを軸にして、アルコールやカフェインなど肝臓への負担が多いものは減らしていきましょう。
肝臓に負担をかけず、腸内をキレイにし血の流れを良くする味噌・納豆などの発酵食品はおすすめです。
◆野菜
・かぼちゃ
・玉ねぎ
・かぶ
・ゆり根
◆お肉・魚介類
・ビタミンB1が豊富な、豚肉
・ビタミンB12が多く含まれる、あさり・牡蠣
◆発酵食品
・味噌
・納豆
◆食物繊維
・こんにゃく
・発芽玄米
◆ビタミンC
・レモン
・いちご
・ほうれん草
・ブロッコリー
以上が、肝臓の働きを良くする食べ物でした。
この食材を使って簡単にできる一品を紹介します。このメニューなら調理は「蒸すだけ」なので、私自身体調がすぐれない時でも何とか作れていた一品です。
簡単なので試してみてくださいね^^
・ゆで豚とスチーム野菜の梅肉和え
スチーム野菜は、玉ねぎ、かぶ、キャベツ、かぼちゃなどお好みで。
※醤油ベースにしょうが、レモンを合わせたタレも、血行が良くなりおすすめ!
タレをアレンジするだけで、家族みんなで楽しめる一品になります。
味にパンチが欲しいときは、胡麻ダレにすりおろしにんにくを加えても美味しいですよ~^^
女性ホルモンのはたらきを良くする食事
女性ホルモンの働きに似た作用を持つ食材や、ホルモンバランスの乱れを補うものを摂り入れていきましょう。
大豆の栄養成分のイソフラボンは、「植物性エストロゲン」と言われ更年期女性は意識して摂り入れたい食べ物です。そして、ホルモンの分泌を助ける働きがある亜鉛も要チェックですよ!
◆大豆食品
・豆乳
・納豆
・豆腐
・味噌
・きな粉
・おから
◆ビタミンE
・かぼちゃ
・アボカド
・ナッツ類
◆亜鉛
・牡蠣
・レバー
・アーモンド
◆発酵食品
・キムチ
・チーズ
以上が、女性ホルモンの働きを良くする食べ物でした。
では、これらの食材を使ったおすすめメニューの紹介です。
私が勝手にアンチエイジングの完全食と呼んでいる納豆は、アボカドと合わせることで最強になります。
納豆のクセをアボカドがクリーミーに包んでくれますので、食べ慣れるとくせになる味です。
・アボカド納豆
納豆とカットしたアボカド、備え付けのタレを混ぜれば出来あがり!
※TVでも更年期障害に効く食べ物で紹介されてました。
・牡蠣と豆腐とほうれん草のキムチ炒め
乳酸菌たっぷりのキムチを仕上げにさっと加えます。
女性ホルモンの働きを良くするためには腸内環境を整えることは大切です。
そのためにも、乳酸菌が摂れる発酵食品は上手に摂り入れていきましょうね。
いかがですか?
更年期と脂肪肝、それぞれの摂りたい食事をご紹介しましたが、共通する食材の発酵食品「味噌・納豆」は意識して摂り入れていきたいものです。
それでは最後に、おさらいをしておきましょう。
まとめ
今回、お伝えしてきたことは次のとおりです。
■更年期になると脂肪肝になりやすい原因とは?
・女性ホルモンの低下によるもの。
・更年期になると女性ホルモンの分泌が低下し、血液の中の中性脂肪が増え、処理 しきれなかった中性脂肪は肝臓に溜まり、これが脂肪肝。
■予防・改善のために摂りたい食事とは?
・低下した肝臓のはたらきを良くする食事
・女性ホルモンのはたらきを良くする食事
を意識して摂り入れていく。
更年期になってつらい症状を乗り越えているときに、健康診断の結果で「脂肪肝」と言われたときはショックでした。
でもこのことをきっかけに、更年期に大きく関わる女性ホルモンのことを調べることで、症状全体を受け止めることが出来るようになりました。
いまでは更年期を境に、食習慣など含め生活習慣全体を見直し、閉経後の人生を楽しく過ごすことができています。
あなたも更年期の脂肪肝を期に、リフレッシュした自分へ大変身しませんか?
良ければ私がお手伝いします^^
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