里芋で口の中がピリピリする原因や対処法は?ぬめりの効果がスゴイ!
里芋が美味しい季節。
豚汁や煮物など、味がしみた里芋は大好きです!
しかし美味しい里芋も、調理法を間違えてしまうとピリピリとした刺激を手や口に感じてしまうことがあります。
そこで今回は、里芋で口の中がピリピリする原因や対処法についてお伝えしていきます。
あわせて、里芋のぬめりの効果も紹介していきますので是非参考にしてくださいね^^
里芋で口の中がピリピリする原因は?
里芋を食べて口の中がピリピリ…辛いですよね。
あのピリピリする原因は、シュウ酸カルシウムという里芋に含まれている成分の仕業だったのです。
シュウ酸カルシウムは針のような形をした成分で、その針が手や口の中の粘膜に刺さることで痛みやピリピリ感を感じます。
このシュウ酸カルシウム、加熱をしっかり行うことで無害になり、ピリピリを抑えることができるんですよ。
そこで気をつけたいことは、
例えば…里芋を下ゆでする際、茹でる水の量が少なかったりするとシュウ酸カルシウムがきちんと外へ出ていくことができずに里芋に残ってしまうことがあります。
そうなると食べたときにかゆみが出てしまったりピリピリが残ったりしてしまいます。
ですので、下ゆでする際は多めの水でゆで上げ、茹でた汁は全部捨てます。
また、里芋のゆで汁に少量の味噌を加えるとピリピリが少なくなると言われています。
でも、里芋に味噌の風味をつけたくない場合は、サツマイモを混ぜて茹でると良いですよ。
我が家では娘が里芋のピリピリを感じるので、里芋を茹でるときは必ずサツマイモを角切りしたものを少し加えています。
再度申し上げますが、茹でた汁を調理に使うのはご法度。
溶け出したシュウ酸カルシウムが料理に使用されると、結晶となった針が口の中を刺激してしまいますのでゆで汁は全部捨ててから、味付けをしていきましょうね。
ただシュウ酸カルシウム自体は色々な野菜に含まれているので、少々のピリピリならば気にし過ぎずに食べても大丈夫ですよ。
里芋で口の中がピリピリしないための対処法
里芋のかゆみで口の中がピリピリしないための対処法は、
- 下処理の場合
- ピリピリしてしまった場合
で説明しますね。
まずは下処理の場合。
- 皮をむいた里芋は酢水に入れていきます。
- 10分ほど浸したら、流水でぬめりを洗い流します。
シュウ酸カルシウムは酸に溶けやすいので、酢やレモンと水を混ぜたものなどを使うのが効果的です。
里芋の皮をむいてるとピリピリして痒くなってくる場合は、ゴム手袋をして行うことをおススメします。
つづいて口の中がピリピリした場合。
時間が経つとピリピリも収まってくると思いますので、様子を見ながら試してみてください。
口の中は「粘膜」なのでとてもデリケート。肌などよりも刺激を感じやすいんですよ。
そして普段は里芋を食べてピリピリしない人でも、体調を崩しているときなどは、刺激を強く感じやすくなっているのでピリピリを強く感じることもあります。
里芋のぬめりは体に嬉しい効果があった!
里芋の特徴であるぬめりですが、こちらには実はとても体に嬉しい効果があります。
里芋にはムチンと水溶性食物繊維のガラクタンという成分が含まれており、これらが里芋のぬめりを作り出しています。
ムチンは、胃の粘膜を保護する役目を持っており胃潰瘍を予防する働きがあります。
滋養強壮作用もあり肝臓を強化する働きもあると言われているんですよ。
一方ガラクタンは、免疫力を高める効果があり、がんの発生や進行を防ぎ、風邪の予防にも働く成分です。
そして水溶性食物繊維のガラクタンは、整腸と便秘の改善に期待できます。
便秘が改善されることで腸の中が活性化されると、お肌の調子も良くなりますので女性にとっては嬉しいですよね。
他にも里芋には、
- 体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、高血圧やむくみを防ぐカリウム
- 糖質の分解を助けるビタミンB1
- 便通を促し、体内のコレストロールや毒素を排出する食物繊維
が豊富に含まれています。
ということは、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化など、コレストロールの取り過ぎで起こる病気の予防も期待できるわけです。
里芋のぬめりにはこんなに嬉しい効果があったとは…知りませんでした(汗)
里芋のピリピリの対処法を参考にしてながら、普段の食生活に大いに登場させたい食材ですね!
まとめ
普段何気なく食べている里芋ですが、不意にピリピリ感じたりする事があると思います。
ですがその原因や対策などを知っておくことで安心して食べる事が出来ますし、様々な体に良い効果がある事もわかりました。
里芋がこれだけ健康的な食べ物となると、今すぐにでも食べたくなってきますね^^
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